ファンの間で最も熱い議論が交わされてきたのが、物語終盤(作中時間軸で2026年秋)の歩道橋シーンで登場した奥寺先輩の左手薬指の指輪です。瀧と久しぶりに再会し、カフェでお茶をした帰り際、彼女はすでに誰かと婚約あるいは結婚していることが視覚的に示されました。
この結婚相手について、ファンの間では瀧の同級生である藤井司が最有力候補として挙げられています。その理由は作中の複数の描写に明確に残されています。
第一の手がかりは、瀧が三葉を探すために飛騨へ向かった際のエピソードです。心配してついてきた司と奥寺先輩は、旅を通じて急速に親密な距離感を築いていました。旅館の部屋で2人が親しげに会話を交わす場面や、バス停で司が奥寺先輩を自然に気遣う様子は、単なる友人の枠を超えた関係の芽生えを感じさせます。
さらに決定的な証拠として、新海誠監督自身が過去のティーチインやインタビューにおいて、「司と奥寺先輩には裏設定として婚約関係がある」「指輪はお揃いのものとして設定している」旨を明かしています。本編ラストシーン付近のファミレスで就活の愚痴を言い合う場面でも、司の左手薬指に同じくシンプルな指輪がはめられていることが確認できます。