都内のIT企業で起きた実務トラブルが分かりやすい例だ。システム障害で被害を受けたクライアントから猛抗議を受けた際、若手社員は「迅速に対応いたしました」と報告した。しかし、実際に行われていたのは「丁寧な謝罪メールの送信(応対)」だけで、サーバーの復旧作業(対応)は手付かずのままだった。
クライアント側が求めていたのは1秒でも早いシステム復旧という「対応」であり、いくら心のこもった「応対」を重ねても怒りは収まらなかったのだ。逆に、不具合を一瞬で直したものの、無愛想で配慮のない言い放ち(応対不足)によって契約を打ち切られた事例も後を絶たない。