かつてクイズの世界は、一般の解答者や一部のマニアのものだった。しかし、ロザンの宇治原史規が見せた「高学歴芸人」という新たな立ち位置は、バラエティにおける知性の扱い方を一変させた。論理的な思考プロセスを笑いに昇華させる彼の存在は、知的タレントのポジションを確立したパイオニアだ。
そして、その流れを爆発的なムーブメントへと昇華させたのが伊沢拓司である。QuizKnock(クイズノック)を率いる彼は、クイズを「競技」から「誰もが楽しめるWebカルチャー」へと再定義した。難解な問題を分かりやすく解説し、学ぶこと自体の面白さを発信するスタイルは、日本のエンターテインメント産業全体に大きなインパクトを与えている。彼らの活躍により、知識を持つことがクールであるという新しい価値観が定着した。