任天堂が『トモダチコレクション』シリーズに組み込んだ性格診断システムは、心理学における「ビッグファイブ理論(主要5因子性格検査)」を巧みにゲームデザインへ落とし込んだものです。外向性、調和性、勤勉性、神経症傾向、開放性のバランスを5つのスライダーで表現することにより、プレイヤー自身が無意識に抱く「周囲の人間への印象」を仮想世界に投影させています。
ここでネット上で頻繁に見られる最大の誤解は、「性格が真逆の2人は絶対に親友になれない」という言説です。心理学的な「相補性の法則」と同様に、ゲーム内でも極端なクール系と過剰なナゴミ系が親友になるケースは多々あります。互いの行動スピードや発言トーンが異なるからこそ、ゲーム内の会話判定で特異なリアクションが発生し、関係値が一気に深まる仕様になっているためです。
【プロの結論】プレイスタイル別・おすすめできる人と慎重になるべき人の判断基準
トモコレにおける性格と相性のメカニズムを踏まえた上で、島を運営するプレイヤーの適性を以下のように定義します。
◆ 性格・相性設定を徹底操作すべきプレイヤー(おすすめできる人)
・アニメや芸能人の推しカプ(推し同士のカップリング)を確実に成立させたい人
・住民同士のトラブルや離婚を極力防ぎ、平和で平穏なコミュニティを維持したい人
・計画的なパラメーター管理やマンションの部屋配置パズルを楽しめる人
◆ システムの自然発生に身を任せるべきプレイヤー(慎重になるべき人)
・予測不能なカオスや、現実ではあり得ない意外なカップル誕生のドラマを楽しみたい人
・設定変更作業に追われてゲーム本来の観察・箱庭体験を損ないたくない人
・失恋や離婚も含めたリアルな人間模様をドキュメンタリー感覚で眺めたい人