「鍋を出して煮込む時間がない」「果実1個だけをパパッと消費したい」という日常のニーズに応えるのが、耐熱ボウルを用いた電子レンジ調理による簡単な作り方です。直火調理に比べて焦げ付くリスクがなく、加熱時間が短いため果実本来の香りが揮発しにくいメリットがあります。
果実1個(約300g)のレンジ調理プロセス
果肉を5ミリ角のダイス状、または薄いいちょう切りにし、耐熱ガラスボウルに入れます。砂糖110gとレモン果汁大さじ1をまぶして全体をよく和え、果汁が染み出すまで15分ほど置くことが均一な加熱の秘訣です。ラップをふんわりとかけ、600Wで約5分加熱したのち、一度取り出して全体を木べらで混ぜ合わせます。続いてラップを完全に外した状態で再度5〜6分加熱し、余分な水分を飛ばしてとろみがつけば完成です。
果実5個以上を一度に炊き上げる大量消費法
贈答品や収穫期で手元に果実が山積みになっているときは、底の広い大鍋を使った大量消費レシピへとシフトします。大量調理では、果肉の半量をすりおろし、残り半分を1センチ角のダイス状にカットする「ハイブリッド切り」が効果的です。すりおろした果肉が濃厚なソースのベースとなり、ダイス状の果肉が贅沢な食感を生み出します。アクセントとしてシナモンスティックを1本加えてコトコト煮込むと、香りに奥行きが生まれ、アップルパイのフィリングとしても活用できる上質なコンフィチュールへと昇華します。