サントリー入社後、最大の功績として語られるのが、米蒸留酒大手ビーム社の買収に伴うビームサントリー統合劇の主導である。約1.6兆円という巨額買収を完遂し、国籍や文化の異なる組織をひとつにまとめ上げるプロセスは、同氏のグローバル事業戦略の真骨頂であった。
単なる資産の買収にとどまらず、両社の強みを融合させたシナジーを創出。欧米市場でのブランド価値向上と販売網の強化を同時に達成した。多国籍チームを束ねるダイナミックな指揮官としての手腕は、海外投資家やグローバル市場からも高く評価されており、日本のトップ経営者が直面する「グローバル化の壁」を打ち破った数少ない成功例として知られる。