不審な挙動を特定した後は、不正な通信経路を即座に断ち切る実効策が求められる。iOSに組み込まれた強固な権限管理システムを活用すれば、怪しい挙動を力技でねじ伏せることが可能だ。
まずは「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「カメラ」を開く。ここには端末内でカメラへのアクセスを要求した全アプリが一覧表示されている。用途が不明瞭なアプリ、あるいは長期間使っていないアプリのトグルスイッチを片っ端からオフに切り替える。これだけで、バックグラウンドからの無断起動は完全に遮断される。
さらに、万が一の高度な標的型攻撃やスパイウェア感染を想定し、「ロックダウンモード」の存在も頭に入れておきたい。これは極限状態において端末の機能を意図的に制限し、未知のサイバー攻撃からシステムを防御する非常手段である。一般的な利用ではここまで踏み込む必要はないが、強固な情報セキュリティを確立するための切り札として機能する。