Q1:地声は普通に話せるのに、カラオケで裏声だけが全く出なくなりました。なぜですか?
A1:裏声を出す際は声帯の縁(エッジ)だけを薄く伸ばして高速振動させる必要があります。声帯の縁に小さな結節やポリープができている初期段階、あるいは喉周辺の筋肉が力む「過緊張発声」に陥っていると、厚い振動を用いる地声は出せても、繊細な裏声だけが息漏れして出なくなります。まずは数日間の声の安静を保ち、治らなければ耳鼻咽喉科を受診してください。
Q2:高い声を取り戻すために市販ののど飴や漢方薬は効きますか?
A2:のど飴や殺菌スプレーは喉の粘膜を潤す一時的な保湿効果はありますが、声帯結節や萎縮そのものを治す力はありません。漢方薬では、炎症を鎮める「響声破笛丸(きょうせいはてきがん)」などが声枯れに処方されることがありますが、これも対症療法です。胃酸の逆流が原因の場合は胃薬が必要ですし、声帯の器質的病変がある場合は薬だけで元通りにするのは困難です。
Q3:耳鼻咽喉科で行われる声の検査は痛いですか?費用はどれくらいかかりますか?
A3:喉の検査は主に鼻から極細の内視鏡(ファイバースコープ)を挿入して行われます。鼻に局所麻酔のスプレーをするため、痛みはほとんどなく、数分程度で終了します。保険適用(3割負担)の場合、初診料と喉頭内視鏡検査を合わせて約3,000円〜5,000円程度が一般的な相場です。