「再発のリスクがあるなら、脱毛は成人するまで一切やらせないほうがいいのか」といえば、話はそう単純ではありません。皮膚科医が口を揃えて指摘するのが、子供のムダ毛処理による深刻な肌トラブルの蔓延です。
小学校高学年や中学生が親に内緒でカミソリを使い、角質層を削り落として生じる毛嚢炎(もうのうえん)や、毛抜きによる埋没毛、色素沈着に悩まされる事例が頻発しています。子どもの肌は成人に比べて表皮が約3分の2程度の薄さしかなく、バリア機能が未成熟です。自己処理を繰り返して皮膚が黒ずんだり瘢痕化したりするダメージに比べれば、低出力の医療レーザーで毛量を減らす方が皮膚科学的メリットが大きいという見解も成り立ちます。
そこで現在、痛みに極めて敏感な子ども向けに主流となっているのが「蓄熱式レーザー脱毛(子供対応)」です。従来の熱破壊式レーザーが毛根のメラニンに急激な高熱を一瞬で照射して破壊するのに対し、蓄熱式は低出力のレーザーを連続照射し、毛の生成を指令する「バルジ領域」にじわじわと熱を蓄積させて減毛を促します。
ジュニア脱毛の痛くない方法としては、この蓄熱式レーザーの採用に加え、施術前の麻酔クリーム塗布や、皮膚をマイナス温度で冷却しながら照射する最新ハンドピースの活用がクリニック選びの絶対的な決定打となります。痛みに耐えきれず途中で通院を断念する事態を防ぐためにも、テスト照射が無料で受けられる医療機関を選ぶことが不可欠です。