編集部がSNS上の投稿やセキュリティ専門掲示板に寄せられた実際の被害事例を分析したところ、被害の多くは「動画を保存しようと焦った瞬間の認知の隙」を突かれて発生しています。
特に目立つのが、ダウンロードリンクに見せかけた「偽の緑色ダウンロードボタン」を踏んでしまうケースです。クリックすると「ウイルスが3個検出されました」「お使いの端末が破損しています」といった警告音とともにブラウザがロックされ、サポート詐欺の電話番号へ誘導されたり、毎月定額を請求する悪質サブスクリプションアプリの決済画面が開かれます。
また、スマートフォンの公式アプリストア(App Store / Google Play)で配信されているアプリであっても油断はできません。リリース当初は無害なツールとして登録され、後日のアップデートでバックドアやトラッキング広告を仕込む「ドロッパー型」と呼ばれる手口が確認されています。利用規約を読まずに「写真へのフルアクセス」だけでなく「連絡先の読み取り」「位置情報の常時取得」を許可してしまわないよう、権限の確認を怠ってはなりません。