顔しゃには、確かに効果がある一方で、無視できないリスクも存在します。皮膚科医や美容専門家は、以下の点を特に注意するよう呼びかけています。
肌のバリア機能の破壊
顔の皮膚のpHは、通常4.5~5.5の弱酸性です。しかし、多くのシャンプーはアルカリ性(pH7~9)に調整されています。アルカリ性の洗浄料を使うと、肌の角質層にある天然保湿因子(NMF)やセラミドが流出し、バリア機能が低下します。その結果、外部刺激に弱くなり、乾燥や炎症を起こしやすくなります。
乾燥と敏感肌の悪化
顔しゃを頻繁に行うと、肌の水分が奪われ、乾燥肌や敏感肌を悪化させるリスクがあります。特に、元々乾燥肌やアトピー性皮膚炎の人は、顔しゃを避けるべきだと専門家は指摘します。
感染症のリスク
シャンプーを顔に使う際、目や口に入らないように注意する必要があります。また、洗浄力が強すぎると、肌の常在菌のバランスを崩し、ニキビや毛嚢炎(毛穴の炎症)を引き起こすこともあります。