高血圧のセックスは命がけ?突然死リスクと安全な血圧基準値を医師が解説

高血圧のセックスは命がけ?突然死リスクと安全な血圧基準値を医師が解説

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性行為を行っても安全かどうかを判断する基準として、国際的な医療ガイドライン(プリンストン合意)や日本循環器学会の指針では、身体活動の強度を表す「METs(メッツ)」という単位が用いられます。性行為の平均的な運動強度は3〜4 METsとされており、これは「2階分の階段を休まずに早足で昇る」「平地を時速5〜6kmで早歩きする」のと同等の負荷です。

つまり、日常生活で息切れや胸痛を起こさずに2階まで階段を上がれる体力と心機能があれば、心血管リスクは「低リスク」に分類され、性生活を制限する必要はありません。

リスク分類安静時血圧・心疾患の状態運動負荷の許容度推奨される対応・行動基準低リスク(安全群)・管理良好な高血圧(140/90mmHg未満)
・無症状の軽度心疾患階段2階分を問題なく昇れる(3〜4 METs以上)性行為の制限は原則不要。通常通りの性生活が可能。中等度リスク(要評価群)・II度高血圧(160〜179/100〜109mmHg)
・最近の心筋梗塞(2〜6週間以内)軽い運動で動悸や軽度の息切れを感じる主治医による運動負荷試験や心機能評価を受けるまで性行為は一旦保留。高リスク(危険群)・管理不良のIII度重症高血圧(180/110mmHg以上)
・不安定狭心症、重度の心不全・不整脈安静時や最小限の労作でも胸痛・呼吸困難性行為は絶対禁止。直ちに専門的な循環器治療・降圧治療を優先。

ガイドラインが示す高血圧 セックス 安全な血圧基準値としては、家庭血圧測定で「収縮期 135mmHg未満 / 拡張期 85mmHg未満」(診察室血圧なら140/90mmHg未満)にコントロールされている状態が理想的です。もし安静時の血圧が180/110mmHgを超えている場合は、行為中の血圧上昇によって脳出血や大動脈解離を引き起こす危険性が極めて高いため、性行為は絶対に避け、早急に降圧治療を見直す必要があります。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。