性行為を行っても安全かどうかを判断する基準として、国際的な医療ガイドライン(プリンストン合意)や日本循環器学会の指針では、身体活動の強度を表す「METs(メッツ)」という単位が用いられます。性行為の平均的な運動強度は3〜4 METsとされており、これは「2階分の階段を休まずに早足で昇る」「平地を時速5〜6kmで早歩きする」のと同等の負荷です。
つまり、日常生活で息切れや胸痛を起こさずに2階まで階段を上がれる体力と心機能があれば、心血管リスクは「低リスク」に分類され、性生活を制限する必要はありません。
ガイドラインが示す高血圧 セックス 安全な血圧基準値としては、家庭血圧測定で「収縮期 135mmHg未満 / 拡張期 85mmHg未満」(診察室血圧なら140/90mmHg未満)にコントロールされている状態が理想的です。もし安静時の血圧が180/110mmHgを超えている場合は、行為中の血圧上昇によって脳出血や大動脈解離を引き起こす危険性が極めて高いため、性行為は絶対に避け、早急に降圧治療を見直す必要があります。