過激なツッコミ芸人というパブリックイメージは、収録前後の楽屋で鮮やかに覆される。現場スタッフが明かすトシの素顔は、驚くほど礼儀正しく、物静かな読書家だ。誰よりも早くスタジオ入りし、共演ゲストの最近のトピックや趣味のデータを頭に叩き込んで本番に臨む。
家庭人としての横顔も業界内では有名だ。オフの日は子どもたちと過ごす時間を何より大切にし、近所の公園で穏やかに遊ぶ姿が目撃されることも珍しくない。仕事場では100%の戦闘態勢を保ち、プライベートでは穏やかな父親に戻る。この徹底したオンとオフの切り替えこそが、精神的な消耗の激しいエンタメ界で長年トップを維持し続けられる最大の防壁となっている。