2000年3月、シングル『Close To Your Heart』で鮮烈なデビューを飾った愛内里菜。当時、音楽制作会社としてヒットチャートを席巻していた株式会社ビーイングが新設した関西発のレーベル「GIZA studio」の看板アーティストとして、彼女は瞬く間に頭角を現した。
プロデューサー陣が創り出す緻密なデジタルビートと、どこまでも突き抜ける強靭なハイトーン。華奢な体躯から放たれる圧倒的な声量は、既存の女性ボーカルの枠組みを軽々と打ち破る力を持っていた。当時のJ-POPシーンはまさに群雄割拠の黄金期。その中心地で、彼女は独自のファッショナブルなスタイルと確かな歌唱力で同世代の熱烈な支持を集めていく。