一口に頭痛といっても、その発症メカニズムによって刺激すべき足裏のターゲットゾーンは180度異なる。自身の痛みのタイプを見誤ったまま刺激を加えても、十分な効果は期待できない。
日本東洋医学会をはじめとする臨床研究でも整理されている通り、現代人が抱える頭痛の二大巨頭は「片頭痛」と「緊張型頭痛」だ。片頭痛は脳の太い血管が拡張して三叉神経を刺激することで生じるため、拍動性の鋭い痛みが特徴となる。これに対して緊張型頭痛は、長時間の同一姿勢やストレスで首筋から頭部にかけての筋肉が固まり、血流が阻害されることで起きる鈍い圧迫感がサインだ。
頭痛専門家が提唱する最新の反射区マップでは、親指の腹全体(脳下垂体および大脳の反射区)と親指の付け根(頸椎・首回りの反射区)が司令塔となる。片頭痛の兆候があるときは親指の先を優しく包み込むように流し、首肩がガチガチに固まった緊張型頭痛には親指の付け根から第2指・第3指の付け根にかけて深くじんわりと指を沈め込むアプローチが極めて有効だ。