Q1:光速を完全に超えるスピードで移動できたら、過去に戻るタイムトラベルは可能ですか?
A1:現代物理学(特殊相対性理論)の枠組みでは、質量を持つあらゆる物体は光速に達することすら不可能です。速度が光速に近づくにつれて物体の相対論性質量(運動エネルギー)が無限大へと発散するため、加速に必要なエネルギーも無限大になってしまうからです。仮に数式上で光速を超えた値を代入すると時間は虚数(架空の数値)となり、物理的に実在する「過去への逆行」を意味するわけではありません。
Q2:日常生活で電車や新幹線、飛行機に乗っているときもウラシマ効果は起きていますか?
A2:厳密に測定すれば起きています。例えば東京から博多まで新幹線(時速約300km)で移動した場合、静止している人に対して約10億分の1秒(1ナノ秒)程度、乗客の時間のほうが遅れています。日常のスケールではあまりにも差が小さすぎるため人間が体感することは不可能ですが、超高精度の原子時計を持ち込めば実際に測定できる確固たる事実です。
Q3:なぜ「未来」へは行けるのに、「過去」へは戻れないのですか?
A3:ウラシマ効果による時間跳躍は、タイムマシンというよりも「自分自身の時間の進み方を極端に遅くする冷凍保存のような現象」だからです。周囲が猛烈なスピードで未来へ進んでいくのに対し、自分がゆっくり進んでいるだけなので、時計の針を逆回転させて過去に戻る機能は物理学的に存在しません。現在解明されている宇宙の法則において、過去への時間旅行は依然として不可能です。