うつ病時のオナニーは悪化を招く?罪悪感の正体と精神医学の真実

うつ病時のオナニーは悪化を招く?罪悪感の正体と精神医学の真実

うつ病時のオナニーは悪化を招く?罪悪感の正体と精神医学の真実について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。

自慰行為の直後に、まるで奈落の底に突き落とされたかのような絶望感や虚無感に襲われる現象は、多くのうつ病患者を苦しめています。うつ病における射精後のメンタル悪化と重いオナニー後の疲労感には、明確な神経生理学的理由が存在します。

射精後にはプロラクチンと呼ばれるホルモンが大量に分泌され、副交感神経が急激に優位になります。健康時であれば心地よい脱力感や眠気として処理されるこの生体反応が、エネルギーが枯渇したうつ病の身体においては「重度の倦怠感」や「気力の完全な喪失」として現れます。

さらに、「病気で休職・休学中なのにこんなことをしてしまった」「情けない衝動に負けてしまった」という認知の歪みが加わることで、うつ病に伴う自慰への罪悪感が何倍にも増幅されます。この罪悪感は道徳的な問題ではなく、急激な神経伝達物質の降下と抑うつ思考が結びついた「生理的反応」にすぎません。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。