空間デザインや現代アート、ランドスケープ建築の観点から見て、室生山上公園 芸術の森は日本国内でも極めて稀有な「身体感覚を拡張するランドアート」です。ただし、一般的なレジャー施設とは性質が異なるため、向き・不向きがはっきりと分かれます。
間違いなく訪れるべき人
- 建築、現代アート、写真撮影が好きで、光や幾何学の造形美に心惹かれる人
- 都会の喧騒から離れ、雄大な大自然の静寂の中でマインドフルな時間を過ごしたい人
- 室生寺や奈良の大和路巡りとあわせて、歴史と現代芸術の両面を深く味わいたい人
訪問を慎重に検討すべき人
- 長距離の歩行や階段の昇降が困難な人(バリアフリールートは一部に限られます)
- テーマパークのようなアトラクションや、手軽な商業エンターテインメント施設を求めている人
- 天候が荒れている日や、極端な猛暑日・真冬(休園期間中)に予定を立てている人
鑑賞の極意は、「ただ作品を見る」のではなく「作品の中に入り込んで身体を動かす」ことです。水路に沿って歩き、階段を上り、塔の内部から空を見上げることで、カラヴァンが意図した自然と人間との調和をダイレクトに実感できるはずです。