有害な友情の構図は、長年にわたりスクリーンの格好の題材となってきた。スクールカーストの熾烈な権力闘争を描いた名作『ミーン・ガールズ』や、ニューヨークの上流階級を舞台に愛憎渦巻く裏切りが交錯した『ゴシップガール』は、親友というポジションがいかに破壊的な凶器になり得るかを痛烈に暴き出した。
さらに遡れば、ルームメイトのアイデンティティを狡猾に侵食していく90年代の傑作『シングル・ホワイト・メス』が提示した恐怖は、現代の人間関係にもそのまま通底している。近年でもNetflixやHBOが配信する上質なサスペンスやサイコロジカルスリラーの多くが、見えない悪意を抱えた「親密な隣人」をめぐる心理戦をリアルに描き、世界中の視聴者に警鐘を鳴らし続けている。創作の中のドラマは、私たちが日常で直面する現実の縮図に他ならない。