幻の昭和アイス「宝石箱」はなぜ消えた?復刻の真相と現在の姿

幻の昭和アイス「宝石箱」はなぜ消えた?復刻の真相と現在の姿

幻の昭和アイス「宝石箱」はなぜ消えた?復刻の真相と現在の姿の真相について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。

詳細を見る

「宝石箱アイス」の最大の特徴であり、食べた人の記憶に鮮明に残っているのが、散りばめられたキラキラ輝く氷の粒の正体です。

この氷は単なるクラッシュアイスではありませんでした。フルーツ風味の香料とシロップで味付けした特製の氷を細かく砕き、バニラアイスの中に均一に混ぜ込んだものです。なめらかでコクのあるバニラアイスが舌の上で溶けると同時に、ガリッ、シャリッとした色つき氷が口の中で砕け、フルーティーな香りと冷涼感が一気に広がる設計になっていました。

現在のように冷凍・加工技術が成熟していなかった1970年代末において、乳脂肪分を含むアイスと水分の塊である氷粒を分離・劣化させずに長期間保つ技術は、当時の雪印乳業が誇る極めて高度な開発力の結晶でした。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。