鶴の命とも言えるのが、しなやかな首の曲線と大きく広げられた翼の広がりです。それぞれの部位には特有の差し込みテクニックが存在します。
ブロック折り紙における鶴の首の作り方は、パーツを1列にまっすぐ差し込む「直列つなぎ」を基本とします。約15〜20個のパーツを1つずつ深く差し込み、一本の長い棒状にした後、指先で少しずつ圧力をかけながらS字または優美なアーチ状にカーブをつけていきます。急激に曲げると紙が裂けるため、体温で紙を馴染ませるようにゆっくりと湾曲させるのがコツです。頭部には赤いパーツを差し込み、丹頂鶴特有の頭頂部を表現します。
折り紙手芸の羽根の折り方・広げ方は、胴体から目数を1段ごとに1個ずつ減らしていく「減らし目」の技法を用います。三角形の頂点に向かって徐々に細くなるよう積み上げていくことで、自然な羽毛の重なりが生まれます。完成後に翼の先端を外側へ向けて軽く反らせると、今まさに飛び立とうとするダイナミックな躍動感を演出できます。
作品を直立させ、長期間美しくディスプレイするためには専用の台座が欠かせません。台座は30〜40個のブロックで二重の円を作り、中央に鶴の底部がぴったり収まる窪みを持たせる構造にします。台座に濃紺や黒、金などのパーツを用いると、本体の白が鮮やかに引き立ちます。