Isisクソコラグランプリの真相|世界を震撼させたネット対抗の全貌

Isisクソコラグランプリの真相|世界を震撼させたネット対抗の全貌

Isisクソコラグランプリの真相|世界を震撼させたネット対抗の全貌を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

詳細を見る

事件の発端は2015年1月20日、ISILが公開した1本の脅迫動画でした。オレンジ色の囚人服を着せられたジャーナリストの後藤健二氏と、民間軍事会社関係者の湯川遥菜氏の背後に、黒装束に身を包んだ覆面の男「ジハーディ・ジョン」が立ち、日本政府に対して72時間以内に2億ドル(当時のレートで約236億円)の身代金を支払わなければ2人を殺害すると宣告したのです。

日本中が凍りつき、主要テレビ局が特別報道体制を敷くなか、インターネット掲示板のなんJ(2ちゃんねる/5ちゃんねるの実況板)やTwitter上では、極度の緊張感とは裏腹に奇妙な熱気が生まれ始めました。凄惨な処刑を予告する映像でありながら、背景の不自然な影の落ち方やクロマキー合成の痕跡をネットユーザーが即座に指摘。「テロリスト側が動画を合成しているなら、こちらも加工して対抗しよう」という発想が生まれ、ハッシュタグ「#ISISクソコラグランプリ」が立ち上げられました。

恐怖に屈してパニックに陥るのではなく、あえて不謹慎とも取れるパロディ画像(クソコラ)を投稿することで、事態を茶化し始めたのです。この動きはまたたく間に拡散し、瞬く間に数万件規模の画像がタイムラインを埋め尽くすことになりました。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。