栗原はるみと夫・玲児の愛と喪失|死因の真相と一人暮らしの現在

栗原はるみと夫・玲児の愛と喪失|死因の真相と一人暮らしの現在

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栗原はるみさんと夫・栗原玲児さんの出会いは、昭和のテレビ界が活気に満ちていた1970年代初頭にさかのぼります。当時、玲児さんは『木島則夫のおはよう・CX』や『モーニングショー』などで切れ味鋭いサブ司会・キャスターとして活躍する超有名人でした。一方のはるみさんは、まだ料理の世界に足を踏み入れる前の20代前半の女性でした。

二人の間には14歳の年齢差があり、玲児さんには離婚歴もありました。しかし、共通の知人を介した会食で言葉を交わした瞬間から、玲児さんは彼女の飾らない人柄と繊細な気配りに強く惹かれたと伝えられています。交際開始から間もなく、1973年に周囲の反対を押し切る形で電撃結婚。ここに、昭和から平成を駆け抜ける稀代のクリエイティブ夫婦が誕生しました。

特筆すべきは、専業主婦志望だったはるみさんをプロの料理家へと導いたのが、他ならぬ玲児さんだったという点です。結婚当初、夫の帰宅を一日中健気に待つ妻に対し、玲児さんはこう言い放ちました。

「僕を待つだけの女の人にならないでほしい。自分のやりたいことを見つけ、自立した一人の人間として生きてほしい」

この厳しいながらも深い愛情に満ちた言葉が引き金となり、彼女は得意だった家庭料理のアイデアをテレビの裏方仕事や雑誌の小さな連載へと広げていきます。玲児さんは単なる夫にとどまらず、妻の才能を誰よりも信じ、世に送り出した最高のプロデューサーでもありました。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。