非常に頼もしいワンプッシュ剤ですが、使い方を誤ると「せっかく買ったのに逆効果になった」という事態に陥ります。
代表的なNG例が、「逃げ場のない状態で無計画に隙間へ吹き込むこと」です。部屋の中央に向かって逃げ道を作った状態で噴射すると、苦しんだ個体がベッドやソファなど、人間がくつろぐ場所へダイレクトに突進してくる大惨事になりかねません。
また、「過剰な連続噴射」も禁物です。早く全滅させたいからと規定以上のプッシュを繰り返すと、部屋に薬剤が過密滞留して人間への刺激臭や頭痛の原因になるだけでなく、薬剤への耐性化を招く要因にもなります。
製品の多くには、噴射した場所に薬剤が留まって後から通った害虫も駆除する「待ち伏せ効果」が備わっています。その持続期間はおよそ2週間から1ヶ月程度です。この効果を最大限に生かす使い方のタイミングは以下の通りです。
- 活動が活発になる夜間の外出前:散布後に部屋を密閉して外出することで、人間がパニック現場に遭遇することなく、部屋全体へ薬剤を行き渡らせることができます。
- 春先(4〜5月)と秋口(9〜10月):幼虫が孵化する春と、越冬のために室内へ侵入してくる秋に定期散布を行うことで、繁殖サイクルを根本から断ち切ることが可能です。