運動会リレー速く走るコツ!走力差を覆すバトンパスと走順の極意

運動会リレー速く走るコツ!走力差を覆すバトンパスと走順の極意

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多くの学校現場で見られる最も惜しい光景が、「次走者がその場に立ち止まったまま後ろを振り返り、手渡しでバトンを受け取ってから走り出す」という場面です。陸上短距離走におけるトップスピードはスタートから数十メートル走った地点で発揮されます。立ち止まった状態からの加速には大きなエネルギーと時間を要し、1回の受け渡しで約0.5秒から1秒のタイムロスを生み出してしまいます。これでは、どんなにアンカーが飛び抜けて速くても、前走者が蓄積したロスを取り戻すのは困難です。

バトン受け渡しの本質は、「前走者のトップスピード」と「次走者の加速スピード」がもっともシンクロした瞬間に手渡しを完了させる点にあります。ここで絶対に覚えておきたいのがバトン受け渡し失敗しない方法の基本構造です。受け手は渡す側の顔を見るのではなく、設定した「スタートの目印(マーカー)」に前走者の足が到達した瞬間、前を向いて全力ダッシュを開始しなければなりません。視界から消えた後ろの手元に、渡す側が「ハイ!」と鋭く声をかけ、受ける側は声を合図に腕を後ろへ強く伸ばして手のひらをしっかり開く――この「ノーアイ(よそ見をしない)バトンパス」こそが、リレーバトンパスのコツにおける核心といえます。

近年における陸上リレー最新ルール詳細まとめとして押さえておくべきなのが、日本陸連および世界陸連(WA)が採用している「テイクオーバーゾーン」の規定改定です。かつて存在した10メートルの「ブルーゾーン(予備加速エリア)」と20メートルの受渡ゾーンは撤廃され、現在は全長30メートルの単一テイクオーバーゾーンとして一本化されています。この新ルール下におけるリレーテイクオーバーゾーン活用法の定石は、ゾーンの入り口(手前側)ギリギリから次走者が助走を開始し、ゾーンの後半(20〜25メートル地点)のトップスピードに乗った状態でバトンを渡すことです。学校の校庭や独自の競技規定で古くからのルールを用いている場合もありますが、「ゾーンを最大限に長く使ってスピードを乗せる」という物理原則に変わりはありません。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。