アジア発のデスゲーム系コンテンツがグローバルカルチャーのメインストリームを占拠した事実は、近年のエンタメ史における最大のトピックだ。格差社会への強烈な皮肉をポップな色彩感覚と容赦のない残酷描写で描き切った韓国発の『イカゲーム』は、世界90カ国以上でランキング首位を獲得し、社会現象としての地位を不動のものにした。
一方、無人と化した東京・渋谷の街を舞台に極限のサバイバルを描き出した『今際の国のアリス』もまた、圧巻のVFX技術と緻密な頭脳戦で国内外に熱狂的なファン層を確立した。理不尽なルールに抗いながら生きる意味を問うこの2作品は、観客の心拍数を奪い去るスリルと哲学的な深みを両立させた最高峰のエンターテインメントだ。