ヴィヴィアン・ウエストウッドの人気アイテムは多岐にわたります。カテゴリーごとに現れる模倣品の弱点を押さえることで、真贋の判別精度は飛躍的に高まります。
1. スモールオーブペンダントの偽物見分け方
ブランドを代表する名作スモールオーブペンダントの偽物見分け方において、最大の手がかりとなるのがセンター球体の素材とクリアパーツの透明度です。正規品の球体は、屈折率の高い高品質なアクリルや天然石、クリスタルガラスが使用され、内部に気泡や不純物が混入することは厳密な検品により排除されています。対してコピー品は、低コストな粗悪樹脂を使用しているため、光に透かした際に細かな気泡や濁りが見られます。
また、オーブネックレスの留め具とチェーンの構造も絶対に見落とせません。正規品のカニカン(留め具金具)は開閉がスムーズで、連結部の丸カンは継ぎ目が隙間なくロウ付けされています。偽物はカニカンのバネが異様に硬いかスカスカで、丸カンに大きな隙間が開いたままになっています。さらに、留め具付近に配されたオーバル型のブランドタグプレートのフォントも、偽物は縦横比が狂っていることが大半です。
2. ピアスのポスト素材と刻印チェック
耳元を飾るピアスは、人体に直接触れるため偽物の実害が最も出やすいアイテムです。鑑定現場では、ピアスのポスト素材と刻印チェックが重視されます。近年の正規品はアレルギー対策としてチタンやシルバー925素材のポストが採用されており、金属アレルギーを起こしにくい加工が施されています。
一方、粗悪なコピー品は真鍮や鉄、低品質なニッケル合金にメッキを施しただけのものが多く、ポストの先端が切りっぱなしでバリが残っていることすらあります。ポスト部分をルーペで確認し、刻印の有無やポストの根本の溶接強度が粗雑でないかを確認してください。偽物を着用すると、メッキ剥がれによる皮膚炎や金属アレルギーを引き起こす危険性があります。
3. 財布の内側タグとファスナー刻印
レザーウォレットやダービーシリーズの長財布・二つ折り財布では、財布の内側タグとファスナー刻印が最大の鑑別点になります。正規品のレザー製品は、イタリア製や英国製の上質な本革特有のしなやかさと、等間隔で均一なピッチのステッチワークが特徴です。偽物はビニールや合成皮革(PUレザー)特有の薬品臭が鼻をつき、コバ塗り(革の裁断面の処理)が厚塗りではみ出しています。
内側の布タグに印字された「Vivienne Westwood MADE IN ITALY」などのロゴ刻印を確認してください。偽物は箔押しがかすれていたり、文字のフォントが細長かったりします。また、ファスナーのスライダーには主に「YKK」や高級ブランド御用達の「riri」、あるいはブランドオリジナルのオーブ刻印が使われますが、偽物の金具はメッキが黄色味を帯びてギラついており、スライダーの裏面に謎の英数字や雑な刻印が見られることがあります。
4. ヴィヴィアンライターの偽物判別
NANAブーム以降、現在もカルト的人気を誇るハート型ガスライターやオーブ型オイルライター。ヴィヴィアンライターの偽物判別では、底面の刻印と重量感が決め手となります。正規品のライターは、日本の老舗ライターメーカー(ウインドミル社など)がライセンス生産やOEMを手がけているものが多く、精密なガス注入バルブと明確なシリアルナンバー、綺麗な深彫り刻印が特徴です。偽物は持った瞬間に軽さを感じるほど金属肉厚が薄く、着火ローラーの回転が引っかかる、底面の刻印がレーザーで薄っぺらく印字されているといった特徴が顕著です。