高齢犬が小刻みに震える原因とは?老化と病気の見分け方と緊急対処法

高齢犬が小刻みに震える原因とは?老化と病気の見分け方と緊急対処法

高齢犬が小刻みに震える原因とは?老化と病気の見分け方と緊急対処法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

愛犬が高齢期に入ると、身体には様々な退行性変化が訪れます。飼い主が最も判別しづらいのが、「生理的な老化現象」と「治療が必要な病的症状」の境界線です。 一般的に、加齢に伴う老犬の筋力低下でプルプル震える現象は、立ち上がり時や排泄の姿勢をとる瞬間など、筋肉に負荷がかかった際に見られやすい特徴があります。これは太ももや腰周りの抗重力筋が衰え、自重を支えきれずに小刻みな痙攣のような震えが生じるためです。 一方で、安静時や横になっている時にもシニア犬の震えが痛みサインとして現れているケースは極めて危険です。犬は本能的に弱みを隠す動物であり、痛みを声に出して鳴くことは稀です。背中を丸めてじっと耐えるように震えている場合、脊椎の圧迫や関節の激痛、あるいは腹腔内臓器の急性炎症(膵炎や胆嚢炎など)に苛まれている恐れがあります。

震えのタイプ・状態想定される主な原因・疾患併発しやすい随伴症状緊急度と獣医師の見解起立時・歩行時の小刻みな震えサルコペニア(加齢性筋萎縮症)、変形性関節症歩幅が狭い、段差を嫌がる、ふらつき【中】 早期の消炎鎮痛治療やリハビリ、環境改善が必要安静時・丸まって小刻みに震える急性膵炎、椎間板ヘルニア、内臓痛呼吸促迫、食欲不振、腹部緊張(板状腹)【高・要当日受診】 激痛の証拠。放置するとショック死のリスク意識消失や痙攣を伴う全身の震え脳腫瘍、特発性・構造的てんかん、重度低血糖流涎(よだれ)、失禁、眼球の不規則な揺れ【超緊急・即時受診】 5分以上続く重積状態は生命危機夜間の徘徊や立ち尽くし時の震え認知機能不全症候群(CDS/認知症)夜鳴き、狭い場所への挟まり、無反応【中長期】 脳内血流改善薬やサプリ、行動管理で緩和を目指す
池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。