ビッグマッチ実現の影には、競技を統括する日本ボクシングコミッションの存在も大きい。公式戦としての認可、ドーピング検査の厳格な運用、安全管理、さらには世界ボクシング協会 (WBA) を含む世界主要団体との王座戦交渉など、クリアすべき規定は山積みだ。
また、前日計量のウエイト管理やグローブのオンス数、リングのサイズに至るまで、両陣営が細部にわたり主導権を譲らない展開が予想される。過去にもプロボクシングの歴史においては、契約条件の不一致によって消滅した「幻のカード」が数多く存在する。互いの条件がミリ単位で噛み合わなければ、ファンの期待が現実の興行へと昇華することはない。