「この番組には、ヤラセや仕込みが一切存在しない」——長年ロケに携わるベテランディレクターは誇らしげに語る。バラエティでありながら極めて誠実なドキュメンタリーバラエティとしての取材手法が、奇跡のような瞬間を引き寄せるのだという。
感動の名作と呼ばれる回では、探偵がカメラの存在を忘れて依頼者の人生に寄り添う。逆に爆笑回では、予想外のハプニングに対してスタッフ全員が必死に笑いを堪える音声がそのまま使われることすらある。「事前に結末が見えているロケなんて一つもない」という現場の証言が示す通り、生の人間ドラマがぶつかり合う熱量こそが、視聴者の心を揺さぶり続ける最大の理由だ。