腕神経叢の覚え方を完全攻略!国試を制する略図と語呂合わせの極意を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
腕神経叢の知識が臨床問題や国家試験で問われる際、最終的な出口となるのは「どの神経がやられると、どの筋肉が動かなくなり、どんな手の変形が生じるか」という鑑別です。以下の表で、主要5大神経の重要データを網羅的に比較整理しました。
神経名由来(束・髄節)主たる支配筋(運動機能)麻痺時の特徴的変形・症状腋窩神経後束
(C5, C6)三角筋、小円筋(肩関節外転・外旋)肩関節外転不能、肩外側の感覚鈍麻(肩関節脱臼・上腕骨外科頸骨折で好発)筋皮神経外側束
(C5〜C7)烏口腕筋、上腕二頭筋、上腕筋(肘関節屈曲・回外)肘関節屈曲力低下、前腕外側の感覚障害(単独麻痺は比較的稀)橈骨神経後束
(C5〜T1)上腕三頭筋、腕橈骨筋、手関節・手指の伸筋群下垂手(drop hand)、手背橈側・第1〜3指背側の感覚障害(ハネムーン麻痺、骨幹部骨折)正中神経外側束+内側束
(C5〜T1)円回内筋、橈側手根屈筋、母指球筋、浅・深指屈筋(橈側)猿手(ape hand)、祈祷手形、手根管症候群、母指対立運動不能(OKサイン不全/涙のしずく徴候)尺骨神経内側束
(C8, T1)尺側手根屈筋、深指屈筋(尺側)、骨間筋、小指球筋、母指内転筋鷲手(claw hand)、肘部管症候群、ギヨン管症候群、フロマン徴候(Froment sign)陽性