網羅的とは?包括的との違いやビジネスで差がつく使い方を徹底解説

網羅的とは?包括的との違いやビジネスで差がつく使い方を徹底解説

網羅的とは?包括的との違いやビジネスで差がつく使い方を徹底解説について知っておくべき 理由を厳選して解説いたします。

まず言葉の基礎知識を押さえておきましょう。「網羅的」の読み方は「もうらてき」です。「網」は漁に使うあみ、「羅」は鳥を捕らえるあみやすじ目を意味し、転じて「あみを打ち広げて、残らず捕らえる・集める」という成り立ちを持ちます。

国語辞典(『広辞苑』『大辞林』など)における「網羅」の解説を確認すると、「残らず取り入れること」「広く集めてひとつにまとめること」と定義されています。つまり、網羅的の意味とは「該当する対象や要素の中に漏れや欠落が一切なく、すべての項目が隙間なくカバーされている状態」を指します。

ビジネスシーンにおいてこの言葉が重宝される理由は、「検討すべき選択肢をすべて洗い出したか」という論理の完全性を保証するサインになるからです。単に「たくさん集めました」という量的な多さを誇るのではなく、「抜け漏れが構造的に存在しないこと」を証明する文脈でこそ力を発揮します。

なお、網羅的の対義語としては、「限定的」「部分的」「局所的」「断片的」「選択的」などが挙げられます。全体を隙間なく埋める「網羅的」に対して、特定の領域だけに絞り込んだり、一部分だけを切り取ったりする状態を表す対比として使われます。

また、グローバルビジネスで頻繁に使われる網羅的の英語表現には、以下のような単語が対応します。

  • Exhaustive:(徹底的な、余すところのない)※「網羅的」の原義に最も近い表現
  • Comprehensive:(包括的な、広範な、総合的な)
  • Thorough:(綿密な、完全な)

海外の提携先や外資系コンサルタントと対話する際、徹底した事実調査を指すなら「an exhaustive investigation」、全体を俯瞰した事業計画書なら「a comprehensive business plan」と使い分けるのが通例です。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。