「ワロタ」という言葉を聞いて、どんな画面を思い浮かべるだろうか。黒い背景に白いテキストが流れる初期の掲示板か、それともガラケーの画面か。現在、10代から20代前半の若者にとって、この言葉は「親世代が使っていた昔の言葉」という認識が定着している。
スラングが陳腐化する最大の境界線は、その言葉が「誰によって、どこで使われているか」だ。かつてはサブカルチャーの象徴だった表現も、テレビ番組や一般企業の広告文句に採用され、上の世代が日常会話に流用し始めた瞬間に急速に新鮮さを失う。いまや「ワロタ」を自然に使うことは、自ら「昭和・平成レトロ」のレッテルを貼る行為に等しいとみなされている。