WEB制作会社「ネットヒーローズ」を舞台に繰り広げられる人間ドラマは、組織の縮図とも言える見事な配役によって支えられていました。主要登場人物が抱える背景と相関関係を整理します。
主人公・東山結衣(吉高由里子)は、過去の転落事故を機に「必ず定時で帰る」ことを信条とするディレクター。その元婚約者であり副部長の種田晃太郎(向井理)は、圧倒的な実力と人望を持ちながらも、仕事を引き受けすぎて自らを追い込むワーカーホリックです。二人はかつて結婚直前まで進みながらも、種田の仕事優先主義が原因で破局した経緯を持ちます。
一方、結衣の現在の恋人である諏訪巧(中丸雄一)は、定時退社を尊重し家庭的な一面を見せる同業他社の営業マン。一見すると理想のパートナーでありながら、次第に結衣と種田の間に流れる「仕事上の深い絆」に嫉妬と劣等感を募らせていきます。
さらに職場には、昭和的な根性論から抜け出せない福永清次(ユースケ・サンタマリア)、産休復帰後に焦りから空回りする賤ヶ岳八重(内田有紀)、皆勤賞だけが取り柄で融通の利かない三谷佳菜子(シシド・カフカ)、やる気を見せない新人プログラマー・吾妻徹(柄本時生)など、現代のあらゆるオフィスに実在しそうなキャラクターが揃っており、視聴者に「これは自分の職場の話だ」と思わせるリアリティを生み出しました。