今でこそフェスのヘッドライナーを務め、日本武道館を満員にするクリープハイプですが、その道のりは決して順風満帆ではありませんでした。2001年に前身バンドを結成したものの、メンバーの脱退が相次ぎ、一時期は尾崎世界観が一人で「クリープハイプ」の看板を背負い、弾き語りで活動する孤立無援の時代を経験しています。
転機となったのは2009年、現在のメンバーである小川幸慈(ギター)、長谷川カオナシ(ベース)、小泉拓(ドラム)の3人が正式に加入したことでした。尾崎の尖った詞世界とエモーショナルなハイトーンを、小川の繊細なギターワーク、カオナシの独特なコーラスとメロディセンス、小泉の堅実で力強いビートが支えることで、バンドの表現力は飛躍的に進化を遂げます。
2012年にアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビューを果たすと、瞬く間に若者世代の心を捉え、バンドシーンを代表する存在へと駆け上がりました。