解散から年月が経過した現在、かつて日本中を熱狂させた5人の少女たちはそれぞれの道を歩んでいます。
ボーカル・前田由紀(現・前田有嬉):苦悩のどん底から掴んだ歌への情熱
バンドの顔であったボーカルの前田由紀は、解散後も単身東京に残り音楽活動を継続しました。しかし、Whiteberryの巨大な看板が外れたソロ活動の道は想像を絶する厳しさでした。事務所との契約終了、人間関係への不信、生活困窮により一時は電気や水道が止まる極貧生活を経験したことを、テレビ番組『有吉反省会』やドキュメンタリーで赤裸々に明かしています。
一時は『夏祭り』を歌うことすら拒絶し、自己喪失に陥った彼女でしたが、全国のライブハウスやイベントを地道に回る中で、ファンが『夏祭り』を笑顔で合唱する姿に心を揺さぶられ、「この曲は自分だけのものじゃない、みんなの曲なんだ」と受け入れる境地に達しました。その後、名義を「前田有嬉」に改名。現在も圧倒的な声量と表現力でソロライブやフェス出演を精力的にこなしており、円熟味を増した歌声を響かせています。
楽器隊メンバー4人の現在:地元・北海道で築いた平穏な生活
前田以外の楽器隊メンバー4人は、解散を機に芸能界の一線から退き、それぞれのプライベートな生活を確立しています。
- 稲月彩(ギター):音楽活動引退後、キッズファッション関連の仕事や一般社会人としてのキャリアを歩み、結婚。
- 長谷川ゆかり(ベース):地元北海道で一般企業に就職し、家庭を築く。
- 水沢里美(キーボード):進学の道を選び、その後一般企業へ。
- 川村恵里加(ドラム):地元で生活を送りながら、地域の活動などに携わる。
不仲や金銭トラブルによる空中分解ではなく、互いの人生を尊重した円満な解散であったため、彼女たちの関係性は今も良好です。時折SNSや地元メディアを通じて近況が伝えられるたびに、往年のファンから温かい応援の声が寄せられています。