「最近、頭にモヤがかかったように集中できない」。都内のIT企業に勤める男性(32)は、完全菜食に切り替えて2年が経過した頃から、原因不明のブレインフォグに悩まされるようになった。これは単なる疲れではない。脳の神経伝達物質を合成するために不可欠なアミノ酸や脂質が、植物性食品だけでは圧倒的に不足しているサインだ。
特に脳の体積維持や認知機能に深く関わるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、亜麻仁油などから変換される効率が極めて悪い。野菜だけを食べる選択は、知らず知らずのうちにメンタルの安定を司るセロトニンの分泌をも阻害している可能性があるのだ。