東京を訪れる外国籍観光客にとって、志乃多寿司のテイクアウトボックスは「持ち運べる日本の伝統芸術」として受け止められている。プラスチック容器が主流となった現代において、竹皮や木目の折り箱、風情ある包装紙で丁寧に包まれた佇まいは、極めて新鮮に映る。
「高級寿司店のような畏まりがなく、それでいてコンビニの弁当とは一線を画す文化的な深みがある」と、海外の旅行雑誌やフードブロガーたちが絶賛。Z世代の若者たちにとっても、祖父母の世代から続く本物の味を体験することが、一種のステータスや自己表現の手段として機能している点も見逃せない。