乃木坂46の1期生エースとして君臨した西野七瀬の魅力は、何と言っても唯一無二の「守りたくなるオーラ」にありました。デビュー初期はおとなしく、人前に出ることが得意ではなかった彼女ですが、少し猫背で儚げな佇まいや、時折見せる関西弁混じりの屈託のない笑顔がファンの庇護欲を強く刺激しました。「西野七瀬のアイドル時代はとにかくかわいい」と今なお語り草になっている理由は、計算されたあざとさではなく、どこか自信なさげでありながら誠実にステージへ立つピュアな透明感にあります。
その人気を決定づけたのが、ファンの間で伝説となっている握手会での神対応です。西野七瀬の握手レーンは常に会場最長の列を作り、受付開始と同時に完売するプレミアムチケットとなっていました。彼女の対応は過剰なアピールをするいわゆる「釣り」ではなく、訪れたファン一人ひとりの目をじっと見つめ、静かに、しかし心の底から温かく寄り添うスタイルでした。ファンの話に熱心に耳を傾け、時には恥ずかしそうに微笑む姿に心を掴まれたファンが続出し、グループ随一の熱狂的な支持基盤が形成されていきました。