賞味期限切れ調味料の正しい捨て方|流しNgの理由と分別手順全解説

賞味期限切れ調味料の正しい捨て方|流しNgの理由と分別手順全解説

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キッチンのシンクに調味料をそのまま流してしまう行為には、見過ごせない2大リスクが存在します。それが「排水設備の物理的損傷」と「下水処理・河川環境への甚大な環境負荷」です。

水道修理の現場関係者によると、戸建て・マンションを問わず排水口 詰まり 原因の上位に挙げられるのが、冷えて固まった油分と調味料の成分が結合してできる「油脂閉塞(スカム)」です。ドレッシングやマヨネーズに含まれる植物油脂はもちろん、一見サラサラしている醤油やめんつゆであっても、高濃度の糖分や塩分が排水トラップ内の雑菌と結びつき、強烈なヌメリや異臭を発生させます。

さらに見逃せないのが環境負荷です。水環境学会などの公表データによれば、使い残した食用油わずか20ml(大さじ1杯強)を魚が棲める水質(BOD 5mg/L以下)に戻すためには、浴槽約10杯分(約3,000L)のきれいな水が必要とされています。醤油やウスターソースであっても、コップ1杯分(200ml)を流せば浴槽数杯分の希釈水を要するため、「少量だから大丈夫」という認識は設備にとっても自然環境にとっても極めて危険です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。