一方の倉科カナは、30代後半となり、女優として完全に新しいステージに立っている。かつての「天真爛漫なヒロイン」というイメージは良い意味で崩壊した。
近年の彼女は、舞台での狂気的な演技や、一癖も二癖もある悪女役など、泥臭い役どころで圧倒的な存在感を放っている。バラエティ番組で見せる飾らない笑顔と、スクリーンで見せる凄みのある表情とのギャップに魅了される視聴者は後を絶たない。
彼女はインタビューでしばしば「誰かに依存しない生き方」について語るようになった。それはかつての恋愛を経て、自分自身の足で立つことの強さを手に入れた彼女だからこそ語れる、リアルな言葉として同世代の女性たちの共感を呼んでいる。