ネット上で拡散された動画は、単なる「似ていないモノマネ」の領域を遥かに超えていた。赤と黒のタイツを身にまとい、異様なほど細かく震える指先。本家・中邑真輔が持つ独特のカリスマ性を、徹底的に脱力させ、矮小化させたその姿は、シュールレアリスムの極みとも言える。
このブームに対し、WWEで活躍する本家・中邑真輔本人がSNSで絵文字を交えて反応したことも、火に油を注いだ。かつてはアンダーグラウンドなお笑いプロレスの枠内に収まっていた存在が、インターネットという海を渡り、本家のお墨付き(?)を得たことで、一気に「知る人ぞ知るカルトヒーロー」へと押し上げられたのだ。