午後の紅茶Cm歴代総まとめ!目黒蓮から伝説の女優、ロケ地熊本の秘話まで徹底解剖

午後の紅茶Cm歴代総まとめ!目黒蓮から伝説の女優、ロケ地熊本の秘話まで徹底解剖

午後の紅茶Cm歴代総まとめ!目黒蓮から伝説の女優、ロケ地熊本の秘話まで徹底解剖の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

午後の紅茶CM史において、最も地域社会に深く温かい爪痕を残したのが、熊本県阿蘇郡南阿蘇村に位置する南阿蘇鉄道「見晴台(みはらしだい)駅」を舞台にしたシリーズです。

2016年4月に発生した熊本地震により、南阿蘇鉄道は壊滅的な被害を受け、長期間の一部不通を余儀なくされました。その年の冬に放映されたCMで、雪が舞い散る見晴台駅のプラットホームに立つ上白石萌歌が、マフラーに顔を埋めながら「やさしい気持ち」を歌い上げる姿は、震災の痛手を負った現地の人々にとって大きな希望の光となりました。

当時の制作陣は、単に美しい風景を借りるだけでなく、現地にキリンの自動販売機を設置し、売り上げの一部を復興支援に充てるなど、地域に寄り添う姿勢を徹底しました。放映後、見晴台駅には全国からファンが訪れるようになり、駅名標の隣に設置された自販機で「午後の紅茶」を買って記念撮影をする観光客が殺到。過疎化と被災に苦しんでいたローカル鉄道の奇跡的な復活劇を後押しする、ソーシャルグッドな広告モデルの金字塔となったのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。