Q1:無期雇用派遣は本当に「クビ」にならないのですか?
A1:法的には期間の定めのない契約であるため、登録型派遣のように「契約満了による雇い止め」はありません。しかし、派遣元企業の業績悪化による整理解雇や、著しい就業不良による懲戒解雇のリスクは直雇用の正社員と同様に存在します。また、現場での契約満了後に次の配属先が見つからない場合、希望に合わない職場を斡旋されたり、休業手当の大幅減額によって自己都合退職へ誘導されたりするケースが実質的な雇用終了の引き金となっています。
Q2:無期雇用派遣から派遣先の直接雇用(正社員)に引き抜かれることはありますか?
A2:制度上および法的には直接雇用の打診は可能であり、ゼロではありません。しかし、現実には極めて稀です。派遣先企業にとっては「外部コストとして柔軟に調整できる」点に派遣活用のメリットがあるため、わざわざ人件費や固定費のリスクを背負って正社員登用する動機が薄いのが実態です。直接登用を期待して働き続けるのは現実的なキャリア戦略とは言えません。
Q3:待機期間中の手当は満額支払われますか?
A3:法律上、会社都合の休業時は「平均賃金の60%以上」の休業手当を支払うことが義務付けられていますが、100%全額支給を保証している派遣会社は一部に限られます。待機期間が長引くと毎月の手取り額が大幅に減少し、生活基盤が脅かされる危険があるため、契約前に待機手当の支給基準(100%支給か、法定の60%か)を書面で必ず確認しなければなりません。