SNSや転職コミュニティを調査すると、「無期転換したけれど後悔している」「時給換算するとモチベーションが保てない」といったリアルな不満が多く投稿されています。こうした不満が生じる背景には、無期雇用特有の3つのデメリットが存在します。
第1に、「昇給・ボーナス・退職金」の壁です。有期契約時代と変わらず時給制や日給月給制のままで固定され、何年勤務しても基本給がほぼ上がらない仕組みになっている職場が少なくありません。賞与も寸志程度にとどまるか、一切支給されない場合が多く、生涯年収で正社員と大きな開きが生まれます。
第2に、「業務負担と責任の増大」です。無期雇用になったことで「長く働く頼れる戦力」と見なされ、新人指導やリーダー業務を任されるようになります。しかし、役職手当がつかないまま責任だけが重くなり、割に合わないと感じる労働者が続出しています。
第3に、「心理的なぬるま湯と転職の遅れ」です。雇い止めの恐怖から解放されたことで現状維持を選び、気がつけば20代・30代の転職市場で有利に動ける時期を逃してしまったという声も目立ちます。