五十嵐淳子の若い頃は、息をのむような美貌と透明感で知られていました。ファッションモデルとしてキャリアをスタートさせた後、1970年代初頭に女優デビュー。映画『阿寒に果つ』や数々のテレビドラマに出演し、可憐で芯の強いヒロイン像を確立して絶大な支持を集めました。
結婚・出産を経てからも芸能活動を続けていましたが、子育てが一段落した1990年代以降、彼女は新たな表現の場としてフラワーアレンジメントの世界へと本格的に舵を切ります。英国スタイルのフラワーデザインを学び、東京・代官山にフラワーショップ&スクール「パステル」をオープン。実業家・フラワーデザイナーとして長年にわたり多くの生徒を指導し、洗練されたライフスタイルを提案してきました。
女優としての露出を控え、自身の好きな花の世界に没頭したことが、テレビで見かける機会の減少につながり、「最近見かけない=病気や死亡では?」という短絡的な誤解を生む土壌を作ってしまったとも言えます。