店舗に足を踏み入れると、まるで活気ある巨大な市場に迷い込んだかのような熱量に包まれる。それもそのはず、各売り場が独立した「専門店」としてのプライドを持って運営されているからだ。青果、鮮魚、精肉、総菜——それぞれの部門に配置された専門スタッフが、その日一番の目玉商品を大声でアピールする。
鮮魚コーナーでは、丸ごと一匹の魚がズラリと並び、客の要望に応じてその場で三枚おろしや刺身用に捌いてくれるサービスが大人気だ。パック詰めされた既製品を機械的に並べるだけのセルフサービス型スーパーとは異なり、対面販売の温かみとプロの技術が生きている。買い物自体がエンターテインメントに変わる瞬間がここにはある。