Q1:熊よけスプレーが人間にかかるとどうなりますか?
A1:皮膚の激しい灼熱痛、目の一時的な失明状態、激しい咳き込みと呼吸困難を引き起こします。後遺症が残る毒性はありませんが、数時間は激痛で行動不能になります。風下への誤射や同伴者への被曝には細心の注意を払い、万一付着した場合は擦らず大量の流水で洗い流してください。
Q2:航空機や公共交通機関に熊スプレーを持ち込むことはできますか?
A2:国内線・国際線を問わず、航空機への持ち込みは手荷物・預け荷物ともに法律(航空法)で厳格に禁止されています。北海道や遠方への遠征時は、現地のアウトドアショップで購入・レンタルするか、事前に陸送(危険物扱い)で現地宿泊先へ送付する手続きが必要です。鉄道やバスでも危険物としての持ち込み制限が規定されている場合があるため、専用ケースでの厳重な保管が推奨されます。
Q3:ツキノワグマ用とヒグマ用でスプレーを分ける必要がありますか?
A3:基本成分は同じカプサイシンですが、噴射パワーと容量が異なります。ヒグマ生息地(北海道)では大型で噴射力・容量ともに最大級の「カウンターアソールト」標準サイズが推奨されます。本州のツキノワグマ山域であれば、やや軽量な中型サイズでも十分な阻止力を発揮しますが、大は小を兼ねるため最強スペックを携行するのが最も安全です。
Q4:市販の防犯用催涙スプレーをクマ対策として代用できますか?
A4:絶対に代用できません。人間用の防犯スプレーは射程が1〜2mと短く、噴射圧力も弱いため、突進してくるクマには全く届きません。また、クマの厚い毛皮や強靭な体躯を制圧するためのカプサイシン濃度が大幅に不足しています。必ず「EPA(米国環境保護庁)登録」などを受けた正規の熊専用撃退スプレーを使用してください。