航空学校を卒業後、父・浩太(高橋克典)の急逝により実家の町工場「IWAKURA」の経営危機に直面した舞は、パイロットの内定を辞退して工場に残る決断を下します。この展開に寄せられたIWAKURAネジ編の感想は、本作のドラマとしての深みを再認識させるものでした。
町工場の資金繰り、職人・笠巻さん(古舘寛治)の技術継承と引退、飛行機用ボルト認証取得への挑戦など、中小企業の泥臭い現実を丹念に描いた桑原脚本の復帰に、視聴者は「これこそが見たかった『舞いあがれ!』だ」と喝采を送りました。
しかし、ドラマ後半における幼馴染・梅津貴司(赤楚衛二)との恋愛・結婚のプロセスについては、一部で貴司くんとの結婚に違和感を訴える声も上がりました。
短歌を通じて魂を通わせ合ってきた二人の関係性は美しく描かれたものの、リュー北條(川島潤哉)の介入や、秋月史子(八木莉可子)の登場といった「ベタな横恋慕イベント」が短期間で消化されたため、これまでの繊細な距離感に馴染んでいた層から「急ぎ足すぎる」「結ばれる結末ありきの演出」という反省会の声が散見されました。