わさビーフファンの中でも、特に刺激を求める層から圧倒的な支持を得ているのが「男気わさビーフ」だ。開発当時、「辛すぎて売れないのではないか」という社内の懸念を押し切って商品化された経緯がある。突き抜けるような山葵の辛味は、ひと口食べれば誰もが目を丸くするほどだ。
だが、試作品を何度も作り直す中で見出されたのは、ただ辛いだけのスナックは二度と買われないという現実だった。辛さの限界に挑みつつも、噛むほどに広がる旨味の土台を強固にする。この妥協なきバランス調整こそが、男気シリーズを単なる一発屋ではなく根強い人気ブランドへと育て上げた理由である。